ロシアのニジニ・ノヴゴロドを通る、ヨーロッパ・ロシア最長の川ヴォルガ川
ロシアを流れる歴史的・経済的に特に重要な河川としてヴォルガ川、レナ川、オビ川などが挙げられます。ここではこれら主要河川の情報を簡潔にまとめています。
延長:5,570km(うち本流は3650km)
水源:アルタイ地方
河口・合流先:北極海オビ湾
西シベリア低地を流れる、ロシア国内で最も長い川です。水上は航路として利用され、流域では農業や鉱業がさかんに営まれるなど、ロシアの重要な経済基盤になっています。
延長:3,690 km
水源:ヴァルダイ丘陵
河口・合流先:カスピ海
ロシア西部を流れる、ヨーロッパ・ロシアおよびヨーロッパ州で最も長い川です。別名「ロシアの母なる川」。古くからヨーロッパとアジアを結ぶ交易路として利用され、古代では「ラー川」、中世では「チリ川」と呼ばれていました。
延長:4400km
水源:バイカル山脈
河口・合流先:北極海
東シベリア(イルクーツク州およびサハ共和国)を通る川で、極北のツンドラ地帯を除いて、流域の大部分は森林地帯となっています。サハ共和国の交通路として利用される他、豊富な鉱物資源やエネルギー資源が埋蔵されていることから、流域の開発が進行中です。
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