フランス文学の特徴や有名な作品

フランス文学は、フランス人もしくはフランス語によって書かれた文学の総称と定義することができます。その歴史は西フランク王国時代の9世紀まで遡り、風土に恵まれたフランスは歴史上常にヨーロッパの中心であったことから、その文学的発展は全ヨーロッパに多大な影響をもたらすこととなりました。

 

 

フランス文学の簡易年表

11世紀

古代フランス語で書かれた最初の文学作品『聖アレクシ伝』(1040年頃)が登場する。また十字軍遠征を背景とした騎士道精神とキリスト教精神の融合から、『ロランの歌』をはじめとする武勲詩がさかんに書かれるようにもなった。

 

12世紀

12世紀はフランス文学が確立された世紀。社会の不条理を皮肉った「狐物語」が登場し、写本の形でヨーロッパ中で読まれた。この作品の登場した頃から、文学のメインテーマが貴族や聖職者から市民階級へと移っていった。

 

16世紀

イタリアのルネサンス文学の影響がフランスにも波及し、神を絶対視する価値観から脱したヒューマニズム的な作品が好まれるようになる。

 

フランス文学の有名作品一覧

  • 『聖アレクシ伝』1040年
  • 『ロランの歌』(11世紀半ば)
  • 『狐物語』(12世紀末〜13世紀)
  • 『薔薇物語』 (13世紀)
  • 『ガルガンチュワ‐パンタグリュエル物語』(1532〜64)
  • 『社会契約論』(1762年)
  • 『マノン・レスコー』
  • 『ドイツ論』(1810)
  • 『エルナニ』(1830)
  • 『ロレンザッチョ』(1834)
  • 『チャタートン』(1835)
  • 『ボバリー夫人』(1857)
  • 『実験医学研究序説』(1865)
  • 『からすの群』(1877)
  • 『善意の人々』(1932〜46)
  • 『シュルレアリスム宣言』(1924)