セルビアの国章
15世紀ころのセルビアの国章には、現在使われている赤色の盾のみとなっていましたが、その後、セルビア地区は東ローマ帝国の影響を大きく受けることとなります。現在の国章にも登場する双頭の鷲は、東ローマ帝国の象徴を表しており、国章にも大きな影響を及ぼすこととなりました。
その後、1882年のセルビア王国の建国に伴い、新たにセルビアの国章として制定されましたが、ソビエト連邦の流れを汲む社会主義時代に、一度廃止されることとなりました。
1919年にユーゴスラビア連邦が形成された後に、1991年には構成国の多くが独立を宣言しましたが、セルビアもその一つであり、2004年に再度国章として採用されることになりました。なお、現在のセルビアは共和国ですが、「王国」を表す王冠は取り除かれることはなく、現在に至っても採用され続けています。
|
|
|
|