アメリカ独立戦争は、アメリカのイギリス植民地の独立軍と、イギリス本国のイギリス軍との戦いです。オランダが独立軍を支援した理由は、かなり単純化して言ってしまえば「イギリスが嫌いだったから」です。
もともとオランダとイギリスというのは、カトリックのスペイン・ポルトガルという共通の敵を持つ故に、協力関係にあったのですが、17世紀以降植民地利権をめぐりオランダ東インド会社とイギリス東インド会社が衝突。そしてアンボイナ事件で緊張がピークに達し、アメリカ独立戦争勃発までに三次にわたり戦争(英蘭戦争)を繰り広げた犬猿の仲だったのです。
オランダがアメリカ側として参戦した1780年も第四次英欄戦争の最中で、結果オランダは英蘭戦争には敗北しましたが、アメリカ独立戦争ではイギリスを破ることに成功したため、比較的損失は少なく済んだのです。
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