ポルトガル国旗の色の意味とは?

ポルトガルの国旗

 

ポルトガルは、西洋人として初めて海上航路で日本にたどり着き、日本に鉄砲を伝えるなど歴史的に関係も深い国です。そんなポルトガルの国旗は左5分の2が緑、右5分の3が赤、両色の境界部分に盾の紋章を配置したデザインになっています。

 

デザインに関しては、緑色はアヴィス騎士団の象徴として希望と誠実さ、赤色は共和国成立の革命、金色の球状物体はポルトガルの輝かしい成果をあげた大航海時代に使われた天測儀、中央の5つの青い盾はレコンキスタ(再征服)の際に倒した敵の5人の王への勝利、青い盾の中の5つの白い円はキリストの5つの聖痕をそれぞれ表しています。

 

国旗の歴史

ポルトガルは元々、レコンキスタ(再征服)でベルベル人から国土を奪い返して建国された独立国です。当初の国旗には王冠などが描かれていましたが、1910年に王政が廃止されたことで国旗のデザインが一新され、1911年現在の国旗が制定されました。