建国初期のオスマン帝国は、アナトリア西北部のソユットを拠点とする小国でしたが、対外進出により着実に領土を拡大していき、隣接する東ローマ帝国(ビザンツ帝国)と覇権を競うようになります。そして1326年、東ローマ帝国(ビザンツ帝国)からブルサを奪い、同地を帝国最初の首都としました。
その後も領土拡大は続き、1453年、メフメト2世が東ローマ帝国(ビザンツ帝国)のコンスタンティノープルを陥落させた後は、同都市に首都を移転。イスタンブールと改称した上で引き続き東西交通の要衝として繁栄を続けました。
オスマン帝国の首都イスタンブール(旧コンスタンティノープル)
メフメト2世がアナトリアやバルカンからイスタンブールにギリシア人やトルコ人を強制移住させたのに加え、商業・文芸活動が活発になると、商人・学者・職人などの移住が相次ぎ、16世紀中ごろには人口50万人を超える大都市に成長しました。
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