ウクライナ最長の川ドニエプル川
国の中央部を流れるドニプロ川、ドニエストル川、南ブーフ川がウクライナにおける主要河川になります。最大の川は延長2290kmのドニプロ川です。
延長:2,290 km
水源:アクセニア・モーフ沼、ヴァルダイ丘陵南部
河口・合流先:ドニプロ・ブーフ潟、黒海
ウクライナ最長の河川で、ロシア、ベラルーシ、ウクライナを流れ黒海に注いでいます。ウクライナ人の歴史はこの川沿いの中央地帯に東スラブ族が移住してきたところから始まりました。現在ドニプロ川は水上交通に利用されている他、流域は工業・農業両面で開発が進んでおり、ウクライナにおける最も重要な経済基盤となっています。
川名は古代イラン系民族サルマタイの言葉で「はるか遠くの川」という意味。
延長:1,362 km
水源:ウクライナ西端リヴィウ州ドロホブィチ付近
河口・合流先:黒海
モルドバ共和国との国境もかねている河川です。川名は古代イラン系民族サルマタイの言葉で「近くの川」という意味。
延長:806 km
水源:ブジョーク川、フメリニツキー州
河口・合流先:ドニプロ・ブーフ潟、黒海
南ブーフ川とは18世紀以降のロシア帝国時代から定着した呼称で、古代ギリシア人からは「ギパニス川」、スラヴ人からは「ボーフ川」と呼ばれていました。いずれも曲がりくねったこの川の特徴に由来した呼称です。
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