十字軍が敗北続きで失敗に終わった理由とは?

十字軍遠征が敗北続きで、全体として失敗に終わった理由は何ですか?

一番の理由はやはりイスラム勢力が強かったことでしょう。

 

ヨーロッパのルネサンス以降の科学技術の進展というのは、東方オリエント世界からもたらされた医学や自然科学、アラビア数字などの知識が土台にあります。

 

つまり当時イスラム勢力の支配する東方オリエント世界は、ヨーロッパ世界をはるか凌駕する文化を持っていました。

 

半ば奇襲的に行われた第一回遠征の成功が例外なのであり、先進文化を持つイスラム勢力の本拠に遠征して戦うこと自体、もともと無謀じみていたといえます。

 

内紛をやめて一致団結したイスラム勢力

第一回十字軍の侵略をうけて、それまで反目しあっていたイスラム勢力は、反カトリックで団結し連合。ただでさえ遠征軍が帰国してしまって防衛が手薄な中、一致団結して聖地奪還に燃えるイスラム勢力には全く太刀打ちできませんでした。

 

劣勢となった十字軍は本来の目的とは関係のない東ローマ帝国やエジプトへの襲撃を行うなど迷走し、派遣国は財政的にカツカツに、東方ラテン国家は次々とイスラム勢力に落とされていきます。

 

もともとの宗教的な目的も達成できそうになく、経済的にも立ち行かなくなったことで、これ以上続ける意味がないということで、第八回遠征を最後に中止されたというわけです。