ニュルンベルク年代記のプルタルコス
プルタルコスの基本情報
生誕:46年頃カイロネイア
死没:119年以降
民族:ギリシア人
主著:『英雄伝(対比列伝)』『道徳論集』
プルタルコス(46年頃 - 119年以降)は古代ローマ帝政期のギリシア人歴史家で、『英雄伝(対比列伝)』『道徳論集』の著者として知られています。ボイアティア地方のカイロネイア出身で、人生の大半を故郷での執筆活動および教育に捧げました。
一方でカイロネイアの使節としてローマに赴くことが多く(後の皇帝ハドリアヌスの家庭教師も務める)、その中でローマの習俗や歴史に関する知見を深めるようになります。古代ギリシアの人物と古代ローマの人物を対比して論じた主著『英雄伝(対比列伝)』はそういった経験を活かして書かれた伝記集になります。
『対比列伝』はプルタルコスの代表作です。1人の人物を論じる単独伝記4編と、古代ギリシア、古代ローマの歴史上の人物を比較して論じる対比列伝22編からなります。ギリシャ語で書かれ、そのあと様々な言語に翻訳されて、ヨーロッパ広しで読まれるようになりました。
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