ギリシャ神話に出てくる「蛇の怪物」とは?

ギリシア神話に出てくる蛇の怪物としては、ピュトン、メドゥーサが有名です。

 

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ピュトン

アポロンに退治されるピュトン(フィルギル・ゾリス作)

 

ピュトンは『ホメーロス風讃歌』などに登場する巨大な蛇の怪物で、ガイアの子です。神託所デルポイを守る番人でしたが、レト女神に危害を加えたため、レトの息子アポロンから復讐にあい、退治されました。

 

アポロンはその後、ピュトンの亡骸を罪滅ぼしとして手厚く葬り、葬礼競技ピュチア競技会を開催したといわれています。

 

メドゥーサ

ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジオ画『メドゥーサ』

 

メドゥーサはゴルゴン三姉妹の一人で、髪が蛇の怪物です。見るものを恐怖で石にしてしまう恐ろしい能力を持っていましたが、ペルセウスにより退治されました。英雄ペルセウスがメドゥーサの首を切り落としたところ、首からあふれ出た血から天馬ペガソスが生まれたという伝説が知られています。