アムステルダムの歴史

アムステルダムの運河

 

オランダの首都は、同国中西部、アイセル湖に注ぐアムステル川河口に位置する都市アムステルダム(Amsterdam)です。オランダで人の行来が最も多い都市で、アムステル川にかけられた「マヘレの跳ね橋」を含む、その運河景観やアンネフランクの家、フォンデル公園など、非常に見所の多い観光都市として多くの来訪者を受け入れています。

 

 

アムステルダムの地理

アムステルダムは別名「北のベニス」とも呼ばれ、同心円状に形成された全長136kmに及ぶ運河や、600本を超える橋などから形成される景観はまさに「水の都」といえます。

 

夜の顔も

そんな明るいイメージのある一方で、ダム広場付近の「飾り窓」(売春地区のこと)が象徴するように、「夜の顔」も併せ持つ、世界的に希有な都市でもあるのです。

 

アムステルダムの成り立ち

アムステルダムは1204年に建設された都市で、海運により成長を遂げる中で、1300年、自由都市に昇格しています。1602年にオランダ東インド会社の本社がアムステルダムに置かれると、商業と金融の街として最盛期を迎えました。

 

ヨーロッパ有数の交易拠点に

その後、近代的都市計画により大規模な都市開発が進み、1952年のアムステルダム・ライン運河が完成したことにより、ライン川から大型船舶の通行が可能となるなど、ヨーロッパの金融・交通の中心地として発達しました。

 

この都市に流れる「アムステル川」の「堤防(ダム)」が都市名の由来になっています。