アメリカ独立戦争中の1776年、大陸会議でアメリカ独立宣言が採択されました。このアメリカ独立宣言は自由・平等・基本的人権など、近代市民社会の大原則が盛り込まれており、フランス人権宣言にも採用されています。
そしてこのアメリカ独立宣言は、イギリスの啓蒙思想家ジョン・ロック(1632〜1704年)の影響を受けています。
アメリカ独立宣言に大きな影響を与えた啓蒙思想家ジョン・ロック(1632 - 1704)
市民の「抵抗権・革命権」を正当化するロックの主張は、著書『統治二論』で述べた社会契約説と並び、アメリカ独立運動の精神的支柱となりました。
自由・平等・基本的人権といった理念は今や世界各国の憲法に盛り込まれていることを思えば、啓蒙思想はアメリカどころか世界に影響を与えているのです。
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