ドイツの国名の由来

ドイツの正式名称はドイツ連邦共和国。1990年に東西ドイツが統一されたことによって成立した連邦制国家です。ドイツのことは日本語では「ドイツ」と言いますが、国によって呼び方が異なり、フランス語ではAllemagne(アルマーニュ)、英語ではGermany(ジャーマニー)などと呼びます。日本語の「ドイツ」という呼称の由来は諸説あり正しくは分かっていませんが、ドイツ語の「ドイチュラント」からきているというのが有力です。「ドイチュラント」というのはフランク王国の時代にゲルマン語を使う民族を「ドイチュ」と読んでいたことに由来し、「大衆」という意味を持っています。

 

国名の変遷

ドイツの国家統一が初めて成されたのは1871年のことで、当時は君主制を敷く「ドイツ帝国」という国名でしたが、第一次世界大戦後に共和政に移行しワイマール共和国に改称。戦後は連合国とソ連により分割支配され、東はドイツ連邦共和国、西はドイツ民主共和国と名乗るようになります。さらにその後ソビエト連邦のペレストロイカの影響でベルリンの壁が崩壊し、再統一を果たしドイツ連邦共和国が成立した、という流れです。