ヨーロッパの夏の特徴〜南欧が涼しい理由は?〜

 

ヨーロッパの夏の気候的特徴を、地域別に表にしてまとめました。総評としてヨーロッパの夏は過ごしやすいといえますが、大都市圏に関してはヒートアイランド現象で馬鹿にならない暑さを記録する日もあります。

 

 

地域別夏の気候

東ヨーロッパの夏

非常に暑い。

 

西ヨーロッパの夏

冷涼で過ごしやすい。

 

南ヨーロッパの夏

・最も暑くなる地域。ただし湿度が少ないので蒸し暑さはない。
・湿度が低い分日光が吸収されにくいので、日射量が多い。

 

北ヨーロッパの夏

冷涼で大変過ごしやすい。

 

南欧の夏が涼しい理由

ヨーロッパで夏最も高温になるのは南欧(南ヨーロッパ)ですが、日本の夏と比べたらはるかに涼しく感じるはずです。というのも私たちが体感する「暑さ」というのは、実は気温そのものよりも湿度によるところが大きいからです。

 

水分は熱を伝えやすいので、温暖湿潤気候が支配的な日本の夏は、ジメジメと不快な蒸し暑さになります。

 

それに対して地中海性気候が支配的な南欧の夏は、高温は高温でも、非常に乾燥している中での高温なので、室内にいる限りそこまでの暑さを感じることはないのです。