ミケーネ文明の発掘者は誰?

ミケーネ文明を発掘した人は誰ですか?

ミケーネ文明を発掘したのは、シュリーマンというドイツの考古学者です。シュリーマンは貧しい牧師の子として生まれ、子供の頃からホメロスの物語に出てくるトロイアの遺跡の実在を疑わず、その発掘を夢見ていました。

 

ミケーネ文明の発掘者として知られるハインリヒ・シュリーマン(1822 - 1890)

 

ただ彼はロマンチストでありながら合理主義的だったので、まず貿易商として成功して資金を貯めてから、本格的な考古学および発掘活動を開始しています。

 

トロイア文明の発見

1866年から69年にかけて大学で学び、博士号を取得したシュリーマンは1870年代から小アジアのヒッサリクの丘にて発掘に着手。73年までの間に宮殿や城壁、財宝、住居跡などを発見、そこがトロイア文明の遺跡であることを立証しています。

 

ミケーネ文明の発見

次いでシュリーマンは、ペロポネソス半島のミケーネでも発掘作業を始め、1876年、黄金の仮面(通称「アガメムノンのマスク」)や剣などの副葬品が備えられた竪穴墓を発見し、ミケーネ文明の存在を証明したのです。

 

さらに1884年にはミケーネの南方にティリンス遺跡が、死後は線文字Bを記した粘土板が発掘されるなど、シュリーマンの一連の発見を通して、古代ギリシア以前(都市国家社会成立以前)に高度な文明があったことが判明し、エーゲ文明研究の基礎が築かれたことは非常に重要です。