ミケーネ文明の発掘者シュリーマンとは?

ミケーネ文明を発掘したシュリーマンってどんな人ですか?

シュリーマンはドイツの考古学者です。

 

貧しい牧師の子として生まれ、子供の頃からホメロスの物語に出てくるトロイアの遺跡の実在を疑わず、その発掘を夢見るようになります。

 

ただ彼はロマンチストでありながら合理主義的で、まず貿易商として成功して資金を貯めてから、41歳で引退し、考古学の勉強を本格的に始めました。

 

トロイア文明・ミケーネ文明の発見

1866年から69年にかけて大学で学び、博士号を取得したシュリーマンは1870年代から小アジアのヒッサリクの丘にて発掘に着手。

 

73年までの間に宮殿や城壁、財宝、住居跡などを発見、そこがトロイア文明の遺跡であることを立証しています。

 

これで自信を得たシュリーマンはミケーネでも発掘作業を始め、76年に竪穴墓を発見、黄金の仮面(通称「アガメムノンのマスク」)や剣などの副葬品が出土し、ミケーネ文明の存在を証明しました。

 

さらに1884年ミケーネの南方ティリンス遺跡も発見し、彼の死後は遺跡から線文字Bを記した粘土板が出土し、後にイギリスの考古学者ヴェントリスが解読しています。

 

シュリーマンの一連の発見を通して、古代ギリシア以前に高度な文明があったことが判明し、エーゲ文明研究の基礎が築かれたのです。