王権神授説

王権神授説

王権神授説(Divine Right of Kings)は、君主の権力は神によって与えられ、その権力は絶対であり、国民や貴族による制約を受けるべきではないという考え方です。この理論によれば、君主は神にのみ責任を持ち、その統治権は神聖で無謬であるとされます。

 

王権神授説は、特に17世紀のヨーロッパにおいて盛んに支持されました。この思想は、君主に絶対的な権力を認め、民主的または議会的な制約に反対する根拠となりました。例えば、フランスのルイ14世は、この王権神授説を用いて自らの絶対主義を正当化していたのです。しかし、この理論は18世紀の啓蒙思想の台頭によって次第に否定され、憲法主義や民主主義の理念が広まる基礎となりました。