アイルランドのコネマラ山地
アイルランドは全体的に平坦な地形ですが、西部は、ドニゴール山地、ウィックロー山地、モーン山地、マギリカディーズ・リークス山地などが広がる山岳地帯となっています。
アイルランド人と山々の関わりは古く、古代アイルランドで5月1日は「ベルティナ(良い火)」と呼ばれる祝日で、牧畜期の始まりとして、山の牧草地へ牛の移動が行われていました。またミーズ県ナヴァンのタラ高山はヨーロッパ最大の鉛・亜鉛の産出地であり、アイルランドの経済を支えています。
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最高峰:ラグナキリア山(926m)
位置:アイルランド島中西部
山系:レンスター山塊
首都ダブリンの南に位置する国内有数の広さを誇る山地です。豊かな植生と景観の美しさに定評があり、自然公園として保護されています。
12世紀のノルマン・コンクエストの際には、サクソン人のノルマン人に対する抵抗運動の牙城となりました。
標高:1,038 m
位置:アイルランド島西南端ケリー県
1000m級の2つの山と隣り合う、アイルランド最高峰の山です。特別登山難易度が高いわけではないのですが、「デビルズラダー(悪魔の梯子)」と呼ばれる急斜面には注意が必要です。
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