ウクライナの産業の特徴

ウクライナの国旗

 

ウクライナの領土

 

東ヨーロッパに位置する共和制国家、ウクライナにおける産業の特徴をまとめています。ヨーロッパ有数の農業国で、特に小麦の世界的な産地として知られます。また石炭・石油・鉄・マンガンなど豊富な地下資源を背景にした、重化学工業が発達しています。

 

 

 

ウクライナの主要産業

農業

ウクライナは国土の7割が農用地の農業大国。主に小麦・ジャガイモ・ヒマワリ・トウモロコシなどを生産し、中でも「ヨーロッパの穀倉」「ヨーロッパのパン籠」と呼ばれるほど小麦の生産がさかんです。国土の大部分は「チェルノーゼム(黒い土)」と呼ばれる栄養価の高い土で占められており、この土のおかげで「世界の食糧庫」と称されるほどこの上なく農業に適した環境になっているのです。

 

鉱工業

ウクライナは石油・天然ガス、石炭・鉄鉱石の産出がさかんで、とりわけドネツ炭田は有数の採炭地として知られます。ドネツク州およびドニプロ川沿いの地域は世界有数の工業地帯で、中でも製鉄業が発達しており、アゾフスタリ製鉄所、クリヴォリジュスタリ製鉄所、イリイチ製鉄所など多数の製鉄所を有しています。

 

IT

1990年代以降、西側諸国からのIT企業誘致が相次ぎ、今では「東欧のシリコンバレー」と呼ばれるほどIT産業が発達しています。スマートフォン一つあれば、公共サービスのほとんどを利用できるほど、ITインフラの整備が進んでいます。