クリスマスはもともとローマ帝国のお祭りだった?

ローマ帝国時代のクリスマス

ローマ帝国時代のクリスマスは本来「冬至の祭り」と結びついて広まった。太陽神崇拝の習慣がキリスト教と融合し、12月25日が祝日とされた。本ページでは、ローマ帝国期の宗教儀礼やキリスト教行事の変遷、文化的背景を理解する上で重要なこのテーマについて、より詳しく探っていこうと思う。

クリスマスはもともとローマ帝国のお祭りだった?


クリスマスはローマ帝国で行われていた祭りに起源をもつことをご存じでしょうか?


そもそもクリスマスとはイエス・キリストの誕生日を祝う降誕祭で、その語源はラテン語のクリストゥス・ミサの略であり、キリスト(Christ)の礼拝(mas)という意味です。


12月25日になった理由

ローマ帝国では313年ミラノ勅令によりキリスト教が公認されており、さらに336年には12月25日をイエス・キリストの誕生日として祝う日と定めています。


12月25日といえば、もともと異教である太陽神の誕生日と定められていた日ですが、ローマ教会は異教にキリスト教を広めるために、この日をあえてイエスの誕生日、つまりクリスマスに設定したのです。