イオニア人

イオニア人

紀元前498年、イオニア人がアケメネス朝ペルシアに対し反乱を起こしたイオニアの反乱の様子

 

イオニア人は、アイオリス人やドーリア人と並び、古代ギリシアを構成した主要民族の一つです。前7世紀〜前6世紀に、小アジアのエーゲ海に面する地域(のちにイオニアと呼ばれる)に植民市を建設したことに始まり、オリエントの影響を受けながら文化的発展を遂げ、ヨーロッパの源流たるギリシア文明形成に大きく寄与した民族といえます。ギリシア文明を牽引したアテナイを成立させた民族でもあり、その歴史からアテナイは「イオニア最古の地」とも呼ばれますアテナイのライバル・スパルタを建設したドーリア人は軍事に秀でていたのに対し、アテナイ人(イオニア人)は哲学や芸術に秀でた知的な民族として知られていました。

 

イオニア人の居住地

小アジアのエーゲ海沿岸地域イオニア

 

ギリシア人と同一視

ペルシア人はギリシアに訪れた際、最初に接触したのがイオニア人であったことから、ギリシア人全体をイオニア人と呼ぶようになり、やがてオリエント世界ではギリシア人の呼称として定着するようになりました。