イルクーツクの歴史

イルクーツクは、ロシア中東部バイカル湖南西部北岸、アンガラ川とイルクート川の合流地点にある河港都市で、イルクーツク州の州都です。東シベリアの行政・文化・経済・交通の中心的で、その美しい都市景観から「シベリアのサンクトペテルブルグ」とも呼ばれています。日本では、ロシアに漂着した大黒屋光太夫が滞在した都市として有名。

 

産業

アンガラ川を背景とした水力発電所がさかんで、機械、アルミニウム精錬、化学、食品加工、家具、製靴など各種工業が発展しています。大学、美術館、歴史博物館など教育・文化施設のほか、歴史的な建物も多く保全されていることもあり、観光業もさかんです。

 

歴史

1652年、コサックが設置した毛皮取引のための冬営所に起源を持ちます。1661年にアンガラ川右岸に要塞が建設され、モンゴル、中国に通づる交通・交易の要地として本格的に発展。1686年市に昇格、1803年にシベリア総督府が、1822年に東シベリア総督府が置かれるなど、ロシアのシベリア支配の中心的都市になっていきました。さらに19世紀に入り急速な工業化が開始され、同世紀末シベリア鉄道が通じると、国内における地政学的重要性がいっそう増すようになりました。なおロシア帝政時代は政治犯の流刑地としても利用され、第二次大戦後は日本人の翌留地としてその収容数は5万人にも達しました(シベリア抑留)。

 

 
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