パレルモの歴史

パレルモ(伊:Palermo)は、シチリア島北西部に位置する、シチリア州の州都です。かつてはシチリア王国の首都として国際色豊かな商業都市として栄え、イタリア編入後も造船業や観光業を中心に据え、南イタリア経済を支える重要な都市であり続けています。

 

このページの内容
  1. 歴史

 

歴史

パレルモの起源は古代フェニキア人に建設された植民市にあり、交易拠点として栄えたことで、ギリシア人から「全てが港」を意味する「パノルモス(Panormos )」と呼ばれるようになりました。前3世紀半ばに古代ローマに征服され、5世紀に西ローマ帝国が滅亡すると、東ローマ帝国への服属を経て、9世紀にシチリア島に侵入してきたイスラム勢力の支配下に入ります。以来パレルモは、イスラム王朝シチリアの首都となり、流入してくるアラブ世界の先端技術と東方貿易により大いなる繁栄を享受しました。

 

イタリア王国の成立

11世紀になるとノルマン人がイスラム勢力を駆逐し、シチリア島を平定。12世紀にノルマン朝シチリア王国を建国し、パレルモもその支配下に置かれました。12世紀には神聖ローマ帝国、13世紀にはフランス・アンジュー家、15世紀にはスペイン・アラゴン家と、その後も支配者は次々変わりますが、19世紀中期からのイタリア統一運動(リソルジメント)の末、ガリバルディによりシチリア島含む南イタリア一帯が征服され、1861年成立したイタリア王国の一都市として落ち着くこととなりました。以来パレルモはシチリアの第一都市として発展を遂げ、国内でも上位の経済力を持つようになっています。

 

戦後

第二次世界大戦では連合軍によるイタリア攻略の起点となり、戦闘の中で被害を受けましたが、戦後はローマ系・ゲルマン系・ビザンツ系・イスラム系・キリスト系など多様な歴史的建造物が混在する希少な町として注目を集め、観光業を軸に徐々に復興を遂げていきました。

 

 
ページの先頭へ戻る