ベラルーシの国旗
ベラルーシの国土
東ヨーロッパに位置する共和制国家、ベラルーシにおける産業の特徴をまとめています。この国ではとくに 製造業が発達しており、中でも家電製品・自動車などの生産がさかんです。また理数系人材の教育に注力してきた背景からIT産業もこの国の基幹産業となっています。
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農業はベラルーシの伝統産業の一つ。一時チェルノブイリ原発事故を受けて、農業生産は大きく落ち込みましたが、近年はルカチェンコ政権が農業政策に多額の国家予算を投入しているので、再び農業立国となりました。そしてこの国では、ライ麦・大麦・燕麦などの麦類、亜麻(あま)など工芸作物、乳製品など畜産物の生産がさかんです。
ベラルーシでは戦後に急速な工業発展がみられ、西部地域を中心に、機械、自動車、化学、繊維、食品など各種工業が発達しています。
原油、泥炭、天然ガス、岩塩などの産出がさかんで、中でも原油は国内需要の数割をまかなえるほどの埋蔵量となっています。ただ基本的にエネルギー資源はロシアからの輸入に依存している状況で、ベラルーシが事実上、「ロシアの従属国」のようになっている最大の要因とされています。
ベラルーシ政府はソ連時代よりIT産業への投資に力を入れており、IT企業には税制優遇措置をとっています。その成果もあり、ベラルーシは現在「東欧のシリコンバレー」とも呼ばれるIT大国となっています。
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