なぜアルゼンチンなど南米諸国はナチスを歓迎したのですか?

アルゼンチンはじめ、南米諸国にはナチスドイツに友好的な国が少なくありませんでした。その理由としては以下のような点が挙げられます。

 

  • 南米は大航海時代以降、ずっとスペイン、ポルトガル、イギリスなど西欧列強に搾取され、目と鼻の先の大国アメリカへの反発も強かった。「敵の敵は見方」で恨みを抱いている国を叩いてくれるナチスにシンパシーを抱く人々が少なくなかった。
  • ブラジルやアルゼンチンなどにドイツ系移民が多かった。
  • ドイツは第一次大戦後、敗戦国として貿易を大きく制限される中、数少ない輸出先である南米との経済関係が深まっていた。
  • 南米は莫大な資産と優れた科学技術を持つドイツ人を受け入れ、自国の発展に利用したかった。
  • アルゼンチンでは、副大統領のフアン・ペロンがファシズムの信望者であり、ドイツからの資金援助を受けて権力を握った経緯がある。

 

以上の理由から、南米諸国は(もちろん全てではありませんが)親ナチスの傾向が強く、敗戦後、ナチス残党やその協力者の亡命先筆頭となったのです。