キプロスの社会問題

キプロスは東地中海城に位置する共和制国家です。1959年イギリスからの独立にともない成立した国で、年中過ごしやすい暖かな気候・それを利用したリゾート施設・紀元前来の歴史があるキプロスワインなど様々な魅力がある一方で、以下のような社会問題も抱えています。

 

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南北分断問題

キプロスはもともとキプロス島を領土とする統一された国でしたが、1974年以来トルコ系住民の多い北部が分離独立を主張し、トルコ軍が軍事介入した結果、地理的にも民族的にも南北に分断されてしまいました。以来和平交渉は国連の仲介により何度も行われ、再統合の道が検討されていますが、なかなか進展していません。

 

経済問題

キプロスは2010年以来、経済的にも政治的にも結びつきの強いギリシャの金融危機を受けて、引きずられるように長らく景気不安定な状態に陥っていました。しかし現在は天然ガスの発掘や法人税の低さを活かした企業の誘致、観光業などを軸に順調に経済成長を続けています。

 

治安問題

首都、観光地はじめ全体的に治安は良い方ですが、ひったくりや置き引き、ぼったくりなどの一般犯罪は報告されているので、滞在する場合は最低限の防犯対策は必要です。