スイスはアルプス山脈を背景とする豊かな自然に恵まれた国です。アルプス山脈には厳しい環境に適応した様々な動物が、高原の牧草地帯ではヒツジやヤギ、ウシなど家畜たちが、中アルプス山脈に由来する川や湖には白鳥など多くの水鳥が悠々と暮らしています。
|
|
|
|
「アルプスの王」と呼ばれるアイベックス
アイベックスはアルプス山脈に生息する動物としては特に有名で、その立派な角から「アルプスの王」と呼ばれています。かつてはその角に薬効があるという言い伝えから乱獲され、ほぼ絶滅状態になりましたが、19世紀以降の保護政策により数を増やし、現在スイス国立公園には1万5000頭のアイベックスが生息しています。
スイスで最も有名な植物といえば、やはり国花のエーデルワイスが挙げられるのではないでしょうか。エーデルワイスはアルプス山脈でみられる白い花で、高度2000〜3000mの高山帯における石灰岩地に植生します。
エーデルワイスは広告に頻繁に使われたり、スイスの航空会社の名前になっていたりするので、スイス人でこの花を知らない人はいないでしょう。
エーデルワイスは、ドイツ語で「高貴な花」を意味し、その美しさから「スイスアルプスの妖精」とも呼ばれています。
|
|
|
|