ロシア料理の歴史

ロシア料理の歴史は農民料理から始まったといわれています。

 

具体的な発祥時期は明らかではありませんが、ロシアで農耕が行われていたはるか昔のことです。

 

ロシア革命後、ソビエト連邦時代の共産主義導入をきっかけにそれまでの伝統的な農民料理や宮廷料理などの食文化が薄れる事態が起こりました。

 

しかし、伝統を重んじる傾向が強い国民性がそれらの料理を復興へと導いたのです。

 

知恵と感謝がつまった農民料理

その歴史は古く、厳しい気候風土で暮らす農民たちは、夏の間に仕込んだ保存食を料理に多様してきました。

 

寒冷地のため身体を温めるシチーはかかせません。素朴な味わいの中に、素材の滋味が凝縮された料理は現代に至るまで浸透し続けているのです。

 

ロシアの宮廷料理とフランス料理

16世紀、その領土拡大にともない、ロシアには征服地の料理文化や調理技術がもたらされるようになり、宮廷料理は、17世紀末頃のエカチェリーナ2世の時代、フランスの宮廷料理人を招き入れたとこに始まりました。

 

そしてロシアは寒冷地なので、料理が冷めてしまわないよう、前菜からはじまり、スープ、メイン料理、デザートと順番に出すスタイルが定着するようになります。

 

実はこれがフランスに逆輸入され、現在のフランス料理のスタイルであるコース料理の形式となったのです。