スロベニアの産業の特徴

スロベニアの国旗

 

スロベニアの国土

 

スロベニア(正式名称:スロベニア共和国)は、中央ヨーロッパのバルカン半島の北西部に位置する共和制国家です。この国ではとくに工業が発達しており、中でも電気機械の生産がさかんです。また温暖な気候を背景にしたホップ生産もこの国の基幹産業となっています。この国はユーゴスラビア解体後、生産体制の急変から経済は一時混乱に陥りましたが、内戦から距離を置き、産業の育成に集中することができたので、ユーゴスラビア諸国の中では比較的早く持ち直すことができました。

 

 

 

スロベニアの主要産業

工業

ユーゴスラビア時代から工業の中心地。水力発電による重工業が発達しており、中でも繊維産業、アルミニウム製造、電器機器製造、金属加工業がさかんです、

 

農業

スロベニアは農業に適した西岸大西洋気候と温暖湿潤気候が支配的な国で、伝統的に穀物(トウモロコシ、小麦)、ジャガイモ、テンサイなどを中心とした農業生産がさかんです。ただ国土は全体として山がちなので、生産規模はそこまで高くありません。

 

鉱業

規模はそこまで大きくないものの、プレクムリェで原油や天然ガス、トルボヴリェでは石炭の採掘が行われています。地下資源には恵まれない代わりに水力資源が豊富なので、この国のエネルギー消費の3割ほどは水力発電によりまかなわれているのです。

 

観光業

観光業はスロベニアにおいて基幹産業の一つです。シュコツィアン洞窟群、温泉など人気の観光地に加え、美しい自然に恵まれていることもあり、年間150万人を越える観光客が訪れます。