産業革命の最も大きな原動力となったのは蒸気機関の発明です。それまでの鉄道というと、馬力を利用した馬車鉄道が一般的でしたが、19世紀に入り、蒸気機関を導入した蒸気機関車が実用化したのです。
蒸気機関を搭載した蒸気機関車は、工場生産の原材料・製品の輸送効率を大幅に上げ、産業革命の中核をなした。
1840年代以降、「鉄道狂時代」と呼ばれるほど劇的なスピードで鉄道が整備拡大していき、イギリスに次いで、ドイツ、ベルギー、フランス、ロシアと全世界規模に鉄道網は広がっていきました。
18世紀半ばから工場製機械工業の発達で「大量生産」を可能にしていましたが、19世紀からの鉄道網の発達では「大量輸送」を可能にし、産業革命は第二局面を迎えることになったのです。
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