ギリシャの有名な動物・植物一覧

ギリシャ・クレタ島の自然景観

 

ギリシャに生育する動植物について情報をまとめています。

 

 

ギリシャの動物

ギリシャの動物相は豊かであり、様々な哺乳類、鳥類、爬虫類、魚類、両生類、昆虫類が生息しています。アジア、ヨーロッパ、アフリカ種の混合種が多数生息しており、ギリシャでしかみれない希少な動物相が成立しています。

 

渡り鳥

北から南へ向かう多くの渡り鳥(300種以上)が、中継地もしくは繁殖地としてギリシャに滞在します。渡り鳥たちが群がる湖や川のデルタ地帯は、独創的な生態系で知られ、バードウォッチングや環境調査の名所となっています。とくにレスボス島は野鳥愛好家にとって楽園ともいわれています。

 

洞穴生物

ギリシャの国土の大部分は石灰岩で構成されており、洞窟が豊富です。鍾乳石や石筍(せきじゅん)が形成されているような洞窟では、コウモリやその糞を栄養源とする生物群集が成立しており、洞窟内でしか見られない特殊な生物(洞穴生物)が生息しています。

 

ギリシャの植物

ギリシャの自然は多様性に富んでいることで有名です。ヨーロッパ、アフリカ、アジアの3つの大陸の交差点に位置する環境柄、特色の異なる各地域の影響を受けた様々な動植物が、山・渓谷・崖・森・湖・川・洞窟あらゆる場所に生息しているのです。いくつかの地域は国立公園にも指定されています。

 

樹木

ギリシャの3分の2は山岳地帯ですが、残りの約25%は森林に覆われており、樹木の大部分はモミ、オーク、ポプラ、プラタナスなどです。

 

固有種

ギリシャには6000種以上の植物種が確認されていて、そのうち750種はギリシャ国内でしか確認されない固有種です。中でもオリンポス山は植物相豊かな山として知られ、ここだけで1700種もの植物(うち23種が固有種)が生息しています。

 

ナルキッソス(日本でいうスイセン)、アネモネ、クロッカス、アイリスなどなど、様々な植物名はギリシャ語に由来しています。もちろんこれらの植物はギリシャに生育しているものです。