ナポリ王国

ナポリ王国(伊:Regno di Napoli)は、13世紀末から19世紀初頭にかけて、現在のナポリを拠点とし、南イタリア一帯を広く支配した王国です。13世紀、内乱でシチリア島を追われたアンジュー家により、シチリア王国より分離する形で成立。ナポレオン戦争終結後、シチリア王国と再統合することで両シチリア王国として再スタートしています。

 

 

ナポリ王国の歴史

成立

1140年、イタリア南部一帯を支配下に置くノルマン朝シチリア王国が成立。ノルマン朝断絶後は、フランス・アンジュー家が王国の統治を引き継ぎましたが、1282年シチリア島にて、アンジュー家支配に対する反乱が発生。「シチリアの晩鐘」と呼ばれるこの反乱は、フランス系住民に対する虐殺が発生するまでに過激化し、アンジュー家はシチリアからの逃亡を余儀なくされます。そして同年、同家が逃亡先のナポリで成立を宣言したのがナポリ王国というわけです。

 

繁栄

ナポリ王国は漁業や海運業で栄え、ロベルト1世(在位:1309〜43年)の治世で最盛期を迎えました。また北イタリアともさかんに交易を行い、地元にはない野菜や小麦、チーズなど様々な食材を仕入れる中で、今なお親しまれている伝統的ナポリ料理の数々が誕生しています。

 

衰退

15世紀に入り衰退が始まり、アラゴン王国、スペイン、オーストリア、フランスによる統治時代を経て、ナポレオン戦争終結後に開催されたウィーン会議でシチリア王国との統合が決定。翌1816年からは、両シチリア王国として歩みを新たにすることになりました。

 

 
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