トルコ人

 

現代トルコ人のほとんどはムスリムであり、オスマン帝国、もしくはロシア帝国統治時代に、トルコ語を母語としていたムスリムを祖先に持ちます。

 

彼らはもともと内陸アジアのステップ地帯で活動していた遊牧騎馬民族で、民族移動で西へ移動し、ヨーロッパ人との混血が進んだ結果、現在のトルコ人のコーカソイド寄りの外見が形成されました。

 

「トルコ人」としての意識

「トルコ人」という民族意識が芽生えたのは近代末期のことで、それまではトルコ地域に住む人々の自称は「オスマン人」でした。

 

  • ヨーロッパからもたらされたナショナリズム
  • ロシア帝国領時代に生まれた「汎テュルク主義」
  • トルコ革命によりトルコ共和国が成立

 

などの影響を受けて、アナトリアに住みトルコ語を話すムスリムの間に「トルコ人」としての意識が広まり始めたのです。