オランダの憲法の特徴

オランダの国旗

 

オランダの国土

 

オランダの憲法は「1815年オランダ王国憲法」といい、1815年に成立した、世界で3番目に古いとされる憲法です。その後、何度かの改正を経て現在の形になっており、オランダを国王を国家元首とした上で、議会制民主主義を柱とする「立憲君主国」と定めているのが最大の特徴といえます。

 

 

 

オランダの憲法の歴史

1579年 1579年憲法の成立

オランダ最初の憲法である1579年憲法が制定される。この憲法により、オランダは7つの連合州からなる連邦共和国となった。

 

1794年 パダヴィア共和国の建国

フランス革命軍の侵略を受け、オランダの地にパダヴィア共和国が建国される。98年には従来の憲法に代わる、オランダ初の近代憲法が制定された。

 

1815年 1815年憲法の成立

フランス軍の敗北で、オランダは独立を回復し、信教の自由や請願権を盛り込んだ新憲法が制定された。

 

1848年 憲法改正

絶対王政への抵抗運動1848年革命が、全ヨーロッパで吹き荒れる中、オランダ国王ウィリアム2世も対応に迫られ、改正により、初めて議会制民主主義のシステムが導入された。この改正によって生まれた条項は、現行憲法の最も重要な柱であるといわれる。