イタリア社会共和国

イタリア社会共和国(伊:Repubblica Sociale Italiana、RSI)は、1943年9月から1945年4月にかけ、北イタリアを拠点に存続していた国家です。第二次世界大戦中、ムッソリーニを元首とするナチス・ドイツの傀儡国として成立。ガルダ湖湖畔のサロに政府が置かれたことから「サロ共和国(Repubblica di Salo)」とも呼ばれます。名目上、首都はローマに置かれ、戦況に応じて遷都しましたが、最終的にミラノに落ち着いています。

 

イタリア社会共和国の歴史

成立

第二次世界大戦の戦況悪化で支持を失ったムッソリーニは、1943年7月首相を解任され、逮捕されてしまいます。後任にはバドリオが選出され、連合国との休戦交渉の末、イタリアは無条件降伏し、枢軸国から離脱しました。この動きを呼んでいた元同盟国ナチス・ドイツは、すぐさまイタリア軍の武装解除に動き出し、連合軍の北進を食い止める為、北部〜中部に防衛線を構築。そして幽閉されていたムッソリーニを救出し、彼を元首とするイタリア社会共和国を成立させたのです。このような成立経緯から、この国は事実上ナチスの傀儡国家であったといえます。

 

滅亡

イタリア社会共和国の成立により、イタリアはナチス・ドイツの支配する北部イタリアと、連合軍の支配する南部イタリアによる内乱状態に突入しました。しかし戦況は日を追うごとに連合国側に傾いていき、1945年1月、ついに中部の防衛戦を全て突破されます。そして同年4月、ついに共和国政府は崩壊に追い込まれ、亡命を図ったムッソリーニはパルチザンに拘束され、裁判なしに処刑されました。

 

 
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