トルコは国土の72%がアジアに属しており、地理的にヨーロッパの国といえるか微妙なところがありますが、これは根本的な理由ではありません。ヘルシンキ宣言への署名、北大西洋条約機構(NATO)への加盟と政治的には明らかにヨーロッパ寄りなのにも関わらず、EUに入れてもらえないのにはいくつか理由があります。
トルコのEU加盟を阻む要素
上記のような理由から、1987年以降、いくらトルコの加盟申請を受けても、EUは冷淡な対応に終始しているのです。
なのでトルコも近年は諦めムードとなり、エルドアン大統領になってからはそこまでEU加盟にこだわらなくなっています。権威主義体制を強化したり、中国との関係を密にするなど、むしろEU加盟を遠ざけるような行動が目立ちます。
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