レーニンの基本情報
本名:ウラジーミル・イリイチ・ウリヤノフ
誕生:1870年シンビルスクにて
死没:1924年ゴールキにて
在任:1922年 -1924年
政策:四月テーゼ/十月革命/ソビエト連邦の樹立
レーニン(1870年-1924年)はロシアの革命家でソビエト連邦の初代最高指導者です。ボリシェビキの創設後、十月革命を引き起こし、世界初の社会主義国家ソビエト連邦の樹立を実現させた実績で知られています。現ロシア連邦西部ウリヤノフスク州シンビルスク出身。「レーニン」とは「レナ川の人」という意味のペンネームで、本名は「ウラジーミル・イリイチ・ウリヤノフ」。
1893年よりマルクス主義に立脚した政治活動を開始し、1905年第一次ロシア革命においては指導的役割を担いました。革命失敗後しばらく亡命生活を送りましたが、1917年二月革命の勃発にともない帰国。帝政を崩壊に追い込んだのち、「四月テーゼ」を柱とする十月革命で権力を掌握、ロシア内戦を経て、世界最初の社会主義国家ソビエト連邦の樹立にこぎつけたのです。彼自身はソ連樹立後、病状の悪化により1924年死去。
レーニンはロシア革命の指導者かつソ連建国の祖で、スターリンはレーニンの死後、最高指導者の地位を引き継いで、国を指導した人物です。当然ですが2人とも社会主義者で、スターリンはレーニンの右腕的な存在でした。
スターリンはロシアの権限強化による連邦支配を推し進めましたが、レーニンはそれに反対していたという違いがあります。レーニンも反対派の粛清や弾圧は行いましたが、スターリンはそれをさらに徹底的に行い、独裁体制を築き上げたのです。
またスターリンは工業化・農業集団化のために、万単位の犠牲者を出し、残虐非道な行いもいとわなかったことから、後世フルシチョフにより痛烈に批判され、権威を失っているのに対し、レーニンに関しては、偉大な革命家・思想家としてソ連崩壊まで神格化された存在でした。
|
|
|
|