ルキノ・ヴィスコンティとは何をした人?〜ネオレアリズモの巨匠〜

 

ルキノ・ヴィスコンティの基本情報

 

本名:モドローネ伯爵ルキノ・ヴィスコンティ
異名:ネオレアリズモの巨匠
誕生:1906年ミラノ
死没:1976年ローマ
代表作品:『郵便配達は二度ベルを鳴らす』『揺れる大地』『山猫』『熊座の淡き星影』

 

ルキノ・ヴィスコンティ(1906年 - 1976年)はイタリアの舞台演出家および映画監督で、「ネオレアリズモの巨匠」として映画界で高い評価を受けている人物です。
ミラノの貴族ヴィスコンティ家の出で、1936年ファシズムのイタリアから逃れフランスに移住。30歳でジャン・ルノアールの助監督を務め映画界でのキャリアを積みました。そして1942年公開のデビュー作『郵便配達は二度ベルを鳴らす』、48年公開の『揺れる大地』が「ネオレリズモの傑作」と絶賛され、63年『山猫』でカンヌ映画祭対象を受賞64年『熊座の淡き星影』でベネチア映画祭グランプリを受賞するなど、映画監督として確固たる名声を得るようになるのです。

 

 

ルキノ・ヴィスコンティの作品

『揺れる大地』

『揺れる大地』は、シチリア島の漁村を舞台に、必死に生きる貧しい漁民一家の様子をドキュメンタリー風に描いた作品です。シチリア島の住民をキャスティングし、全編シチリア島で撮影するなど、リアリティを追求する監督のこだわりの強さが出ています。

 

 

『ベニスに死す』

『ベニスに死す』は、イタリア・フランスの合作映画。ベニスに保養に訪れた作曲家が、ずっと追い求めていた究極の美を体現する少年に出会い味わう苦悩、そして疫病で死していくまで描写した作品です。