ミコノス島
ミコノス島は、エーゲ海中部に浮かぶ、キクラデス諸島を構成する島々の一つです。西岸の港町ミコノスを中心に栄え、風車や白壁の家が美しい、サントリーニ島に並ぶギリシャ屈指の観光名所となっています。
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ミコノス島の名前は、ギリシア神話のアポロンの孫で、島の最初の統治者「ミコノス」に由来していると考えられています。しかしこのミコノスについてはどういった神だったのか、詳しい伝承は残っていません。
ミコノス島は、ギリシア神話ではゼウスと巨人ギガスが決闘をした地と伝えられています。ゼウスを筆頭とした神々と巨人族との戦いは「ギガントマキア」と呼ばれ、ヨーロッパ芸術の題材としてたびたび採用されてきました。
ミコノス島には、紀元前3000年頃から人類が住み始めたと考えられ、前11世紀頃からイオニア人が植民を開始しました。ポリス時代にはアテネに臣従し、その後ヴェネツィア、オスマン帝国による支配を経て、1822年にギリシャ領となりました。いずれの時代であっても、地中海交易の要所として、活気ある島であることは変わりませんでした。
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