モナコの産業の特徴

モナコの国旗

 

モナコの国土

 

モナコ(正式名称:モナコ公国)は、南西ヨーロッパの 地中海沿岸、フランス南東部のアルプ・マリティーム県に囲まれた地域に位置する 立憲君主制国家です。人口3万人ほどでありながら、GDPを見ると人口57万人の鳥取県の3割程度の規模を誇っています。端的にいえば非常に裕福な国で、タックスヘイブンなこともあり、世界各国の富豪が移住していることで知られます。

 

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モナコの主要産業

観光業

モナコでは、古くから国営カジノや海水浴場など観光資源を背景にした観光業が基幹産業となっています。カジノによる歳入は、現在は5%以下に過ぎませんが、19世紀には9割を占めていました。またラリーやF1など自動車レース大会の名所にもなっており、毎年それ目当てに多くの観光客が訪れます。

 

工業

モナコは歳入を観光業に依存していることもあり、近年は郵便切手、機械、ガラス、陶器などを主体にした工業生産に力を入れることで、観光依存から脱却しようという動きもみられます。特にこの国では化粧品産業がさかんなので、それに付随する産業としてガラス加工業の勢いも顕著です。