デンマークの農業の特徴

デンマークでの農業の歴史は古く、紀元前3000年頃にはこの地で稲作などが営まれていたことがわかっています。今でも国土の75%が農地で、多くの品目で輸出上位の成績を残すなど、高い農業生産性を誇る農業先進地域として知られています。

 

デンマークの主な農産物

デンマークでは畜産、とりわけ豚肉の生産がさかんで、その輸出量はEU内で五指に入る規模です。実は日本が輸入する豚肉の半分はデンマーク産で、デンマーク産の豚肉は加工しやすく、安いというメリットから、国産よりも市場に多く出回っているのです。

 

穀物主体から畜産主体へ

もともとデンマークは豊穣な穀倉地帯であったことから穀物中心の農業だったのですが、19世紀末から「交通革命」といわれる運搬技術の革新により、アメリカやロシアから安価な穀物が大量に出回るようになったことを受け、畜産・酪農業への転換が行われました。

 

デンマークの耕種

小麦/大麦/根菜

 

デンマークの畜産

牛/豚/鶏/卵

 

デンマークの酪農

ミルク/バター/チーズ