
大航海時代とは、ヨーロッパ人が大洋に飛び出し、未知の土地や航路を発見した「地理上の発見」の時代です。ポルトガルのセウタ攻略、バルトロメウ・ディアスによる喜望峰の発見、それを前提としたバスコ・ダ・ガマによるインド航路の開拓、コロンブスによる「新大陸」の発見などがそれにあたります。
ルネサンス時代の天文学・地理学・航海術の発達などが遠洋航海を可能にし、海外進出により利益が莫大であることがわかると、ヨーロッパに航海ブームが到来。数々の「地理上の発見」が行われたのです。
「地理上の発見」という言葉はヨーロッパ人の立場にたった呼称であり、「発見」された側の立場を無視してるとして批判もあることは留意しておきましょう。