アファイア神殿の特徴や歴史

アファイア神殿の特徴や歴史

アファイア神殿は、古代ギリシャの建築美を代表するものの一つです。エギナ島の丘の上に位置し、アテネやペロポネソス半島の景色を一望できる場所に建てられています。ここではそんなアファイア神殿の特徴と歴史を簡単に紹介しています。

 

アファイア神殿の特徴

  • ドリス式の神殿:アファイア神殿はドリス式の柱が特徴的な古代ギリシャの神殿です。
  • ペディメント彫刻:神殿の両端、三角形の部分には彫刻が施されており、古代の戦争や神話のシーンが描かれています。
  • シンメトリーと均衡:ギリシャ建築に共通する特徴として、神殿は非常に均衡感を持っており、シンメトリーが保たれています。

 

アファイア神殿の歴史

アファイア神殿の場所には、紀元前570年頃に初めて神殿が建てられたとされます。紀元前510年頃、火事で焼失したため、その後すぐに再建が開始され、紀元前500年頃に完成しました。現在も保存状態が比較的良好であるため、ギリシャの古代建築を学ぶうえで非常に重要な存在となっています。

 

ちなみにアファイアはエギナ島独自の女神で、後にアテナ女神と同一視されるようになった存在です。また、神殿のペディメント彫刻の一部は、ギリシャとペルシャの戦争を描写していると考えられています。

 

エギナ島はアテネから比較的近く、アファイア神殿を訪れるための人気の観光地となっています。神殿の美しさとその周りの自然の美しさが絶妙に組み合わさって、訪問者を魅了する存在にもなっているのです。