スイスのエネルギー事情と政策方針

スイスのエネルギー事情・政策について情報をまとめています。再生可能エネルギーで電力需要の大部分をまかなうスイスのエネルギー政策は、世界各国で理想形として提示されることが多いですね。

 

 

 

スイスのエネルギー資源

石炭・石油・天然ガス

スイスでこの3つの地下資源はほとんど採れず、輸入に依存しています。そのため1970年代の石油危機の際には、深刻なエネルギー不足と不況に陥りました。

 

再生可能エネルギー

スイスでは電力需要のうち5〜6割を水力発電でまかなえるほど、水力発電がさかんです。この割合はヨーロッパではノルウェーに次ぎ2位、世界でも3位という高さになり、アルプスの雪解け水という絶好の水力資源を有していることが背景にあります。

 

原発

スイスでは電力需要のうち4割を原発でまかなっています。しかし2011年の福島第一原子力発電所の事故を受け、2050年までに原子力発電を段階的に廃止し、再生可能エネルギーに代替していくことを決定しています。