赤毛のエイリークとは何をした人?~グリーンランドの発見~

赤毛のエイリークとは

赤毛のエイリークは10世紀のノルウェー系航海者であり探検家であった。北大西洋航海でグリーンランドを発見し入植したことで知られる。本ページでは、このあたりのバックグラウンドと後世への影響について詳しく掘り下げていく。

赤毛のエイリークとは何をした人?~グリーンランドの発見~


赤毛のエイリークの基本情報

 

本名:エイリーク・ソルヴァルズソン
誕生:950年頃
死没:1003年頃ノルウェー
伝記:『赤毛のエイリークのサガ』『グリーンランド人のサガ』『植民の書』
功績:グリーンランドの発見


「赤毛のエイリーク」(950年頃 - 1003年頃)は10世紀頃のノルウェー人航海者です。グリーンランドの発見者として知られており、その発見までの過程は『赤毛のエイリークのサガ』『グリーンランド人のサガ』『植民の書』などの書物で詳しく書かれています。


エイリークは950年頃、ノルウェー南西部ヤーレンで生まれるも、父が殺人の罪を犯したため、追放処分を受け一家でアイスランドに亡命しました。しかしアイスランドでも自分の奴隷を殺された報復に相手の親族を殺すという事件を起こし追放となり、西へ西へと航海するうちに980年頃新しい土地を発見、グリーンランドと命名したと伝えられています。



赤毛のエイリークの生涯

950年頃 誕生

ノルウェー南西部・ヤーレンで生まれる。


960年頃 アイスランドに移住

殺人の罪でノルウェー追放となった父に同行し、アイスランド西部のハウカダルに移住する。エイリークはアイスランドで育ち、家族も作っている。


970年頃 息子レイフ・エリクソンを誕生

後にヨーロッパ人として初めてアメリカ大陸に到達することとなる、息子レイフ・エリクソンが生まれる。


982年頃 ノルウェーに帰郷

奴隷を殺された報復に、相手の親族を殺したため、アイスランドを追放される。故郷に帰還を果たすも、またも殺人の罪を犯し、再度ノルウェーを追放される。グリーンランドはその後、新天地を求め西へ向かううちに発見したとされる。


985年 植民の開始

グリーンランドを見つけたエイリークは、一度アイスランドに戻り、仲間を連れて再びグリーンランドに向かった。25隻中、14隻がたどり着き、グリーランド南西岸に定住地を作った。