ペダニウスとは何をした人?~薬草学の父~

ペダニウスとは

ペダニウス・ディオスコリデスは『薬物誌』を著し、薬草や鉱物の薬効を体系化した。著作は千年以上にわたり薬学の標準書として世界各地で用いられた。本ページでは、このあたりのバックグラウンドと後世への影響について詳しく掘り下げていく。

ペダニウスとは何をした人?~薬草学の父~


ペダニウスの基本情報

 

本名:ペダニウス・ディオスコリデス
別名:「薬草学の父」
誕生:40年頃
死没:90年
主著:『薬物誌』
功績:薬理学で多大な功績


ペダニウス(40年頃 - 90年)はローマ帝国ネロ治世時代に活躍した医者で、薬理学の面で多大な功績を残したことから「薬草学の父」とも呼ばれる人物です。小アジアキリキアに生まれ、ギリシア・ローマ世界各地で軍医として働きながら、薬草の収集・調査・観察を行ったことで知られます。またその経験を活かし著した『薬物誌』は、西洋医学の基礎となり、非常にわかりやすい実用書としてルネサンス時代にいたるまで読まれ続けました。


ペダニウスの生い立ち

紀元40年頃、ローマ帝国属州のキリキアにて生まれ、暴君として有名なネロの治世で活動していました。ギリシア・ローマ世界を薬草を求めて旅して回り、その経験を活かして執筆したのが『薬物誌』なのです。また彼がブリタニアで軍医として働いていた時、カイガラムシと呼ばれる、すり潰して似ることで赤い染料となる昆虫を見つけています。当時赤い染料は貴重だったため、ペダニウスがローマに持ち帰ると急速に需要が拡大し、一時はお金と同等の価値すらあったといわれています。