EUは戦後の平和維持と経済復興を目的に発展し、1993年のマーストリヒト条約発効で正式に発足した。共同体の統合は域内協力を強化する狙いがあった。本ページでは、さらに前史や加盟国の動機などについても詳しく解説していく。

欧州連合(EU)と欧州評議会の違い
EUは主に経済・政治統合を目的とする機構で、加盟国は法的拘束力のある条約に基づく義務を負う。欧州評議会は人権と民主主義促進を目的とする独立組織である。本ページでは、さらに設立目的や加盟条件の違いなどについても詳しく解説していく。
欧州評議会は欧州審議会とも呼び、政治や社会分野の協力、民主主義の発展や人権保護を目的とした欧州46か国からなる国際組織です。
シンボルに欧州旗を採用しているのでわりと誤解されますが、EUとは全く別の組織であることに注意しましょう。EUのように経済・政治統合を目的としているわけではないのです。
欧州評議会のシンボルマーク
欧州評議会は、1943年にチャーチルによりその創設が訴えられ、1949年に西欧10か国っで実現したものなので、歴史としてはEUよりも古いのですよ。
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