ヴァイキングが使っていたのは古ノルド語と呼ばれるゲルマン語派北ゲルマン語群に属する言語です。主に北欧地域に定着し、表記にはルーン文字が使わていました。
ルーン文字の石碑
古ノルド語は、長い年月をかけて、デンマーク語、スウェーデン語、ノルウェー語、アイスランド語など現在の北欧諸国の言語に発展していきましたが、ヴァイキング時代においては方言の差くらいしかなかったので、例えばデンマークのヴァイキングとノルウェーのヴァイキングとの間でも普通に会話ができたようです。
アイスランド語は、他の言語が長い年月をかけて変節した中、古い型を保っているため、アイスランド人はサガなどヴァイキングの活動を記した古典作品を容易に読むことができるといいます。
これはアイスランドが大陸と隔絶された絶海の孤島にあり、他の文化圏の影響を受けにくいという地理的要因に起因しています。
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