マルセイユの定番料理「ブイヤベース」

 

フランスといえば、美味しい料理とワインで有名ですが、フランス全体で一様な料理が提供されているわけではありません。フランスは地域ごとに異なる伝統料理があります。南フランスのマルセイユは、地中海に面した港町で、その地理的な位置から、地中海料理の影響を受けた独自の料理が多いです。また、マルセイユは多様な文化が交差する場所でもありますので、その料理も多様な要素を取り入れたものが多く、この記事では、マルセイユで有名な食べ物について解説します。

 

 

ブイヤベース

ブイヤベースは、マルセイユを代表する料理の一つです。地中海で採れた魚介類をたっぷり使った、リッチで風味豊かな魚介類のシチューです。

 

ブイヤベースの起源

ブイヤベースの起源は、古くはギリシャ時代にまで遡るとされています。当時、ギリシャの植民都市であったマルセイユでは、魚をたっぷり使った料理が作られていました。

 

ブイヤベースの材料

ブイヤベースには、ロックフィッシュ、エビ、ムール貝、アンコウなどの魚介類が使われます。これらの魚介類をトマトとオリーブオイル、にんにく、サフラン、フェンネル、オレガノなどのハーブとともに煮込みます。

 

ブイヤベースの食べ方

ブイヤベースは、一般的には2つのコースで提供されます。最初に、煮込んだ魚介類のスープをルイユ（ガーリックとオリーブオイル、卵黄で作ったソース）をつけて食べます。次に、煮込んだ魚介類を野菜とともに食べます。

 

タプナード

タプナードは、オリーブのペーストで、マルセイユ地方の伝統的な料理です。

 

タプナードの材料

タプナードは、黒オリーブ、ケイパー、アンチョビ、オリーブオイル、レモン汁、にんにく、ハーブをフードプロセッサーでペースト状にしたものです。

 

タプナードの使い方

タプナードは、ブレッドに塗って食べたり、肉や魚の料理のソースとして使われたりします。また、パスタやサラダにも合います。

 

ラタトゥイユ

ラタトゥイユは、野菜をたっぷり使った料理で、プロヴァンス地方の伝統的な料理です。

 

ラタトゥイユの材料

ラタトゥイユには、ズッキーニ、ナス、ピーマン、トマト、オニオン、にんにく、オリーブオイル、ハーブが使われます。

 

ラタトゥイユの作り方

野菜をそれぞれ別々にオリーブオイルで炒め、トマトソースとハーブを加えて煮込みます。それから、すべての野菜を一緒に混ぜ、さらに煮込みます。