第二次世界大戦

第二次世界大戦は、1939年9月から1945年8月にかけての6年間、連合国(イギリス・アメリカ・フランス・ソ連・中国)と枢軸国(日本・ドイツ・イタリア)で争われた戦争です。第一次大戦に続きヨーロッパが主戦場ですが、日本がヨーロッパの植民地利権を攻撃したことで、戦線がアジア・太平洋にまで拡大し、全世界を巻き込む人類史上最大の国際戦となりました。

 

 

第二次世界大戦の前史

第二次世界大戦前夜のヨーロッパには、世界恐慌にともなう社会不安も後押しになり、ムッソリーニのイタリア、ヒトラーのドイツなどファシズム国家が幅を利かせていました。英仏など民主主義国は当然これを警戒していましたが、社会主義国ソ連の増長や第一次大戦以降の厭戦感の広がりもあり、これら全体主義国家の台頭について半ば黙認状態だったのです。

 

第二次世界大戦というのは、このいわゆる「宥和政策」を背景としたファシズム国家の増長により、第一次世界大戦で先送りにされていた根深い問題が一気に爆発してしまったもの・・・といえます。

 

第二次世界大戦の結果

1939年9月、ドイツは「グライヴィッツ事件」を口実にポーランドに侵攻を開始。これに対するイギリス・フランスの対独宣戦を皮切りに、英独戦争、独ソ戦争、太平洋戦争と多局面かつ世界規模の戦争に発展していきました。

 

最初は枢軸国優勢だったものの、アメリカ参戦が追い風となり、42年頃から連合国が反攻を開始。ヨーロッパ戦線は、スターリングラード攻防戦におけるソ連大勝・ドイツ軍壊滅で大勢が決まり、45年5月のドイツ降伏をもって終局を迎えました。同年8月には原爆を落とされた日本の降伏をもって太平洋・アジア戦線も終局し、6年余り続いた世界大戦に終止符が打たれたのです。

 

第二次世界大戦の影響

二度の大戦で主戦場となったヨーロッパは荒廃し、戦後にはもうかつてのように世界をリードする力は残っていませんでした。60年代以降、ヨーロッパが持つ植民地が次々と独立していったのは、もうそれを維持できる国力を喪失した証拠なのです。

 

一方、ヨーロッパに成り代わり躍進したのが、連合軍の勝利に大きく貢献したアメリカ・ソ連であり、20世紀後半の国際情勢は、この二大超大国による覇権争いと、それが生む冷戦構造に焦点が当たります。

 

そして冷戦時代の始まりとともに、米ソ両国は没落したヨーロッパ諸国の“囲い込み”を開始したため、ヨーロッパ世界が「鉄のカーテン」を境に真っ二つに分断される、悲劇的な状況が出来上がってしまったのです。

 

ヨーロッパ統合へ…

ヨーロッパ諸国は米ソの谷間に埋没してしまった一方で、生き残りと再建のため互いに手を取り合い、不戦の誓いとともに「ヨーロッパ統合」という新境地に舵を切るようになります。現在のヨーロッパ秩序そのものといえる欧州連合(EU)創立の歴史はここから始まるのです。

 

 

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