ヨーロッパに世界遺産が多い理由

世界遺産の登録数は世界で1000件を超えていますが、特に登録数が多いのがヨーロッパです。国別世界遺産登録数ランキングでイタリア、スペイン、ドイツ、フランス、イギリス、ロシアの欧州六カ国がトップ10にランクインしています。どうしてここまでヨーロッパに世界遺産が集中しているのでしょう。

 

 

ヨーロッパに世界遺産が多い理由とは?

1.条約への批准が早かった

まず世界遺産が設立された時、ヨーロッパ諸国は、世界遺産条約を批准し、積極的に推薦を行なっていたというのが1つです。それに対し日本は登録への参加が遅れてしまいましたね。

 

2.素材の真性が高い

建造物の世界遺産登録の為には、建築当初の材料のままであること、つまり「素材の真性」が重要になってきます。ヨーロッパの建築物のほとんどは劣化が起きにくい石造りなので、「素材の真性」が保たれやすいのです。
そのため、ヨーロッパ文明発祥の地であるイタリア、ギリシアなどは、都市のどこを掘っても歴史的建造物が出てくるくらいです。ヨーロッパには築何百年という家が珍しくなく、街ごと世界遺産に登録されたり、個人の家が国に保護指定されていることも珍しくないのです。素材の真性というのは世界遺産登録における重要な基準なのです。

 

日本に建造物の世界遺産が少ない理由

日本は素材の真性が低い=経年劣化が起きやすい木造建築が大半なので、いくら古い家であっても、過去から現在に至るまで定期的に木材が交換されており、素材の真性が保たれている建造物はほとんどありません。そして腐食で跡形もなくなった建造物ばかりなので、日本に建造物の世界遺産は少ないのです。

 

3.災害が少ない

あとヨーロッパは地震や津波といった自然災害が少ないので、戦争でも起きない限りは建造物が保たれやすいというのも大きいですよね。まあヨーロッパはその戦争が特に多い地域でもあったので、それによって失った遺産も少なくないのですが…。

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